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ゆかりの絵師ら紹介 厚木の郷土資料館で120点特別展

カルチャー | 神奈川新聞 | 2016年6月20日(月) 11:43

開館以来、開催した収蔵資料展を総括した特別展=厚木市寿町の市郷土資料館
開館以来、開催した収蔵資料展を総括した特別展=厚木市寿町の市郷土資料館

 2018年度の移転を控えて、厚木市郷土資料館(同市寿町)で1998年の開館以来催された収蔵資料展を振り返る特別展が開かれている。8月21日までで、入場無料。

 特別展「あつぎ百科物語」は2部構成で開催、今回は前半となる人文編。市内の民俗・歴史を中心とした人文関係展示はこれまで44回行われ、このうち美術、養蚕、農具、石仏などに関する資料約120点をあらためて選び、その後判明した史実も掲示している。

 美術のコーナーには、江戸末期から明治初期に活躍した厚木ゆかりの絵師らを紹介。「百鬼夜行」に影響を受けて模写した「妖怪退治絵巻」など緻密な作品が並ぶ。地域の発展を支えた養蚕業の指導者の足跡がうかがえる文書類も展示されている。

 大野一郎館長は「開館当初からの活動成果をあつぎ百科という形でまとめた。施設移転の節目を迎え、これまで来館者から質問された宿題の答えも、その後の調査結果を踏まえて紹介している」と話している。特別展は9月から後半の自然編を予定している。

 同資料館の転先は同市下川入の県立中央青年の家跡地。現在実施設計を進めており、2017年度に本体着工の予定。

 
 

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