
秦野市出身で、国内外から注目を浴びる若手指揮者の山田和樹さん(37)が、市文化会館のミュージック・アドバイザーに就任した。コンサートのプロデュースやトークショーなどで故郷を盛り上げていく。
山田さんは市立渋沢小学校、同渋沢中学校を卒業。現在はドイツに住み、スイスの管弦楽団の主席客演指揮者や日本フィルハーモニー交響楽団の正指揮者などを務めている。
市は今年で36年目を迎える文化会館の活性化に向け、世界で活躍する若きマエストロの力を借りる考え。ミュージック・アドバイザーを新設し、6月1日付で山田さんが就任した。
山田さんは「文化会館は独特の温かみのあるホールになってきた。将来を担う子どもたちが楽しめるような企画を打ち出していきたい」と話しているという。
9月4日に女性3人組「トリオ・ラ・プラージュ」のコンサートをプロデュース。来年3月20日の「丹沢音楽祭」では、日本フィルを率いてタクトを振るう予定だ。