
「映画」を共通テーマにした「かわさきシネマ大道芸フェスティバル」が26、27の両日、JR川崎駅東口の商業エリアで行われた。国内トップクラスの大道芸人をはじめ、一般公募の中学生パフォーマーら計25組がマジックやアクロバットなどを披露し、買い物客らから大きな拍手を受けていた。
川崎ルフロン前や銀柳街など、六つのステージが設けられた。大道芸人らはそれぞれ、名優チャプリン風のコミカルな動きで手品などを交えてパントマイムをしたり、映画「スター・ウォーズ」の役を演じながら2人組でアクロバットを披露したりし、買い物客らを楽しませた。
映画「アリス・イン・ワンダーランド」の世界を再現した仮装で、エリア内を神出鬼没に動くパフォーマーらには、写真愛好家らが熱心にカメラを向けていた。今回初めて新人パフォーマーが公募され、横浜市青葉区から参加した中学1年生の「大道芸人ハンド」は、鮮やかにジャグリングを披露していた。
川崎市幸区から親子4人で訪れた市立幸町小2年の男子生徒(8)は、パフォーマーに呼ばれて舞台でマジックを手伝い、「本当に不思議。すごく楽しかった」と笑顔で話した。
フェスは、川崎市が取り組む「映像のまち・かわさき」に連動して、市や市商店街連合会などでつくる東口地域活性化イベント実行委員会が昨年に続いて開催した。