
東京・渋谷のNHKホールで30日、「NHK紅白歌合戦」のリハーサルが行われ、秦野市出身のSUGIZO(46)がギター、バイオリンを務めるロックバンド「X JAPAN」が本番さながらのステージを見せた。
X JAPANの初出場は1991年で、「Silent Jealousy」、「紅」(92年)、「Tears」(93年)、「Rusty Nail」(94年)と4年連続で登場。5度目の出場となった97年は、解散ライブを行った東京ドームからNHKホールに駆けつけ、バラード曲「Forever Love」を披露し活動に区切りを付けていた。
バンドは2007年に再結成。国内外でツアーを行ってきた。6度目の紅白では、98年に亡くなったHIDE(享年33)とともに立った解散公演や、11年に死去したTAIJI(享年45)の映像が背後のスクリーンに流れ、〝7人〟でステージに登場する。
夢の続きを--。18年ぶりに7人で立つ舞台に選んだ曲は97年に演奏した「Forever Love」で幕を開ける。さらに09年に正式加入したSUGIZOのギターがうなる、新曲「BORN TO BE FREE」へと続くメドレーに決めた。炎が噴き上がるなど派手な演出で、大みそかの夜を燃え上がらせる。
リーダーで、ドラムのYOSHIKIは、「HIDEもTAIJIも一緒に復活して、未来に向かっていくという演出になっている」と話し、「(紅白の舞台は)帰って来たという感じ。前に来たときはHIDEもいたので、じーんとした」と振り返っていた。
バンドは来年3月11日に20年ぶりのオリジナルアルバムを発売。翌日に英・ロンドンの「ウェンブリー・アリーナ」でライブを行うことが決まっている。YOSHIKIは「X JAPANはドラマが多いバンド。先のことは分からないから、いまを一生懸命に生きたい」と思いを込めた。
















