他にはない神奈川のニュースを!神奈川新聞 カナロコ

  1. ホーム
  2. ニュース
  3. カルチャー
  4. チャッキラコ練習に熱 15日奉納 少女ら30人参加

チャッキラコ練習に熱 15日奉納 少女ら30人参加

カルチャー | 神奈川新聞 | 2017年1月11日(水) 12:35

本番に向けて「チャッキラコ」の練習に励む少女たち=三浦市三崎
本番に向けて「チャッキラコ」の練習に励む少女たち=三浦市三崎

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている伝統行事「チャッキラコ」が15日、海南神社(三浦市三崎)などで奉納される。伝統行事の担い手不足が全国的な課題となる中、今回はこの10年で最も多い30人の少女たちが踊り手として参加。本番を前に少女たちが練習に励んでいる。

 チャッキラコは三崎の仲崎、花暮地区に伝わる小正月の伝統行事。毎年1月15日に豊漁や商売繁盛などを祈願し、音頭取りと呼ばれる成人女性の唄に合わせて少女たちが舞う。地元住民でつくる「ちゃっきらこ保存会」が継承している。

 練習は7日から13日まで毎晩実施。同保存会メンバーが参加経験の浅い幼児を中心に扇の持ち方などを指導している。15日は園児から小学6年生までの30人が晴れ着姿で、5色の飾りと鈴を付けた道具「チャッキラコ」や扇を使い、「チャッキラコ」や「お伊勢参り」など6演目を踊る。同保存会や市教育委員会によると、2009年に無形文化遺産に登録されて以降、子どもたちや保護者の関心が高まったこともあり、踊り手はこの数年、20人台で安定しているという。

 3歳から参加しているという小学6年生の鈴木茉恵楽さん(12)は「いつも1月15日に踊るのが当たり前だったが、(小学校を卒業して)来年は踊れなくなるので寂しい。最後まで元気に踊りたい」。同保存会の高木巌会長(75)は「子どもたちが一生懸命踊るので、多くの人に見てほしい」と話している。

 午前10時から。問い合わせは、市教委文化スポーツ課電話046(882)1111。 

 
 

伝統行事に関するその他のニュース

カルチャーに関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング