
23日まで開催中のかわさきジャズ2015の最終日に行われる、洗足学園高校音楽科出身の若手ピアノ奏者の桑原あいさん(24)の公演が注目されている。
2012年にデビューし、翌年リリースしたセカンドアルバムがタワーレコード・ジャズチャート1位を獲得し、同年、米国西海岸4都市ツアーを行った。昨年11月、かわさきジャズの前身である「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン・イン・かわさき」で行われたソロ・ピアノ・コンペティションで優勝。ことしスイスで開かれた世界三大ジャズフェスティバルの一つ「モントルー」のソロ・ピアノ・コンペティションで本選出場を果たした。
米国のジャズピアニストのデューク・ピアソンから、英国のロックグループのキング・クリムゾンまでさまざまなアーティストの名曲を斬新に解釈して演奏する新進気鋭の才能。今回は、シンセサイザーなどを駆使するキーボード奏者の坪口“TZBO”昌恭さんと世代の異なる初共演を披露する。
桑原さんは「アコースティックとエレクトロニカとのコラボは初めてで私自身楽しみ。大勢の人に聴きに来てほしい」と話している。洗足学園音楽大ビッグマウス(高津区)で23日午後6時開演。全席自由で一般2千円、学生千円。問い合わせは、ミューザ川崎シンフォニーホール電話044(520)0200。