忍者にゆかりのある自治体などでつくる日本忍者協議会が発足したのを記念したイベント「忍者の集いin小田原」がこのほど、小田原市城内の小田原城址公園二の丸広場などで開かれた。市や市内の商業者らでつくる実行委員会の主催。
会場では手裏剣を投げたり、吹き矢を飛ばしたりできるコーナーや、水面を渡る時に使う履物などさまざまな忍び道具を展示するブースなどが設けられた。周辺を歩いて回りながら忍者にまつわる問題に挑戦するクイズラリーや、忍者パフォーマンスグループによる演舞も行われ、来場者が忍者の魅力を思い思いに堪能していた。
自前の忍者衣装で訪れた海老名市の小学4年生の男児(9)は「刀や防具を身に着けることができて楽しい。手裏剣を投げるのは難しかったけど、将来忍者になりたい」とうれしそうだった。
同協議会は、海外でも認知度が高い「忍者」を生かし観光客を誘致しようと、10月9日に発足。戦国時代に小田原北条氏に仕えたとされる風魔忍者ゆかりの小田原市をはじめ、三重県伊賀市、滋賀県甲賀市などが参加している。