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関東大震災、鎌倉の爪痕 絵巻全6巻を24日から初公開

カルチャー | 神奈川新聞 | 2015年10月24日(土) 03:00

長谷の火災などを描いた鎌倉大震災図巻、材木座の津波跡を取り上げた作品もある(いずれも一部、鎌倉国宝館所蔵)
長谷の火災などを描いた鎌倉大震災図巻、材木座の津波跡を取り上げた作品もある(いずれも一部、鎌倉国宝館所蔵)

 鎌倉に被害を及ぼした中世以降の地震を文献や文化財から探る特別展「鎌倉震災史 歴史地震と大正関東地震」が24日、鎌倉市雪ノ下の鎌倉国宝館で始まる。津波や火災に見舞われた1923年の関東大震災(大正関東地震)を題材にした絵巻「鎌倉大震災図巻」を中心に50点余りの貴重な史料を公開する。

 大震災図巻は当時、鎌倉に居を構えていた画家藤原草丘が手掛けた。全6巻で縦約40センチ、長さは3~9・8メートル。由比ガ浜や材木座に押し寄せた津波、長谷の火災、倒壊した鶴岡八幡宮の舞殿、大仏周辺などを詳細に描き、家屋の下敷きになった人を助け出そうとする姿も描写している。

鎌倉大震災図巻

(図をクリックすると別ウインドウで拡大図が見れます)
▼巻一 長谷炎燒圖


▼巻二 狼狽避難圖


▼巻三 材木座海畔圖


▼巻四 雨中遁竄圖


▼巻五 捕海賊舩圖


▼巻六 八幡祠前街圖



 被災した寺社や仏像などが修復されたいきさつも取り上げ、震災5年後の28年に文化財保護などを目的に建てられた同館の役割も伝える。

 江戸時代や鎌倉時代の大地震については、僧侶の日記や絵図などから迫る。関東大震災を上回る巨大地震だった1703年の元禄関東地震は関連史料が比較的多く、1257年の正嘉(しょうか)の地震は日蓮の生涯を描いた伝記絵巻に登場する人々の逃げ惑う様子からその混乱ぶりがよく分かる。

 幕末の地震に関する瓦版も紹介し、人々が災禍にどう向き合ってきたかを浮かび上がらせる。

 12月6日まで。観覧料は高校生以上500円、小中学生200円。11月8日に歴史地震研究会元会長の北原糸子さんの講演(会場・鎌倉生涯学習センター)、12日には市の防災担当者による講話がある。問い合わせは、鎌倉国宝館電話0467(22)0753。

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