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箱根で鋤田正義写真展 デビッド・ボウイとのエピソードも

カルチャー | 神奈川新聞 | 2015年10月4日(日) 03:00

カメラマンの鋤田正義(中央)の作品を集めた写真展「フラッシュバック」が彫刻の森美術館(箱根町二ノ平)で開催中。左からモデルを務めたSUGIZO、右は写真展をプロデュースした立川直樹
カメラマンの鋤田正義(中央)の作品を集めた写真展「フラッシュバック」が彫刻の森美術館(箱根町二ノ平)で開催中。左からモデルを務めたSUGIZO、右は写真展をプロデュースした立川直樹

 カメラマンの鋤田(すきた)正義(77)の作品を集めた写真展「フラッシュバック」が彫刻の森美術館(箱根町二ノ平)で開かれている。会場ではデビッド・ボウイ(68)、YMO、LUNA SEAのSUGIZO(46)ら国内外のアーティストのほか、鋤田が高校時代に初めて撮影をした母の姿など、未公開作品を含めた404点を展示している。期間は11月8日まで。

 会場内ではこのほど鋤田が、同展プロデューサーの立川直樹とともに場内を回り、来場者に写真を解説するトークライブを実施。鋤田は2月に61歳で死去した、ロックバンド「シーナ&ロケッツ」のボーカル、シーナさんとは家族ぐるみで親しかったと言い、亡くなった際は、「撮った写真を遺影に使って」と遺言を受けたと秘話を語った。立川は「フラッシュバックのように強烈なインパクトを残す、ロックを感じる写真ばかり」と称えた。トーク企画は、10日午後1時半から、音楽評論家のピーター・バラカン(64)を招いて行われる。参加は無料。


 欧米各国で写真展を行ってきた鋤田。本展は「自分が歩んできた道を振り返ってみよう」をコンセプトに「フラッシュバック」と名付けた。場内は8つのエリアで構成。冒頭のボウイの部屋では、山本寛斎が手がけた衣装でポーズを決める姿、1973年に東京・渋谷公会堂で行ったコンサートのアンコールでTバック姿で客席を挑発する姿などを公開。撮影を振り返った鋤田は「ボウイはいつも好きな顔をして、僕も好きに撮影して、(世の中に)出している」と固い絆で結ばれていることを明かした。

 「フラッシュバック」のコーナーでは、鋤田が国内外で心象風景を切り取った作品を展示。人、風景、動物など、鋤田の心に触れた瞬間の1枚が、カラー、モノクロで並んでいる。「エンターテインメント」の部屋では、女優の宮沢りえ、歌手の矢沢永吉、舞台「天井桟敷」で知られる寺山修司など、さまざまな表現者たちが鋤田にだけ見せた一瞬の顔が、エネルギーを発し続けている。


 鋤田の目と向き合ったSUGIZOは、「僕が初めて買ったレコードのジャケット写真(ボウイやYMOなど)を撮り下ろしたのが鋤田さん。いつか撮っていただきたいと思っていました。巨匠が、少年のように汗をかいて撮り続ける姿に感銘を受けました」と感激した様子。故・桑名正博さんらと並ぶ自らの1枚について、「無心で撮っていただいた作品です。鋤田さんの瞬間を切り取る力、人やもの、空間をキャッチする力はすごい」と話していた。

 展示の最後を飾る「メモリー1」「同2」では、鋤田が初めてカメラで撮影をした、母の横顔、自身が3歳のときの家族写真、撮影時に履いていたワークブーツ、ベルリンの壁のブロックなど鋤田の歩みを知ることができる作品がずらり。鋤田は「撮れたと思っても見落としていることがある。いろんなところを観察して、そのときのベストを尽くすしかない」となお盛る、写真への思いを語った。


愛用していたワークブーツの写真を見つめる鋤田
愛用していたワークブーツの写真を見つめる鋤田

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