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黒沢さんら5人2団体 15年度横浜文化賞決まる

カルチャー | 神奈川新聞 | 2015年9月17日(木) 10:04

【写真左から】黒沢清さん、飛鳥田一朗さん、奥寺康彦さん
【写真左から】黒沢清さん、飛鳥田一朗さん、奥寺康彦さん

 横浜市は、芸術や医療、スポーツ振興などの分野で活躍する地元ゆかりの個人・団体に贈る2015年度横浜文化賞と、同賞の文化・芸術奨励賞の受賞者計5人と2団体を発表した。

 横浜文化賞の「文化・芸術部門」は、東京芸術大学大学院教授の黒沢清さん(60)と演奏団体の横浜混声合唱団が選ばれた。「社会貢献・スポーツ部門」は、医師の飛鳥田一朗さん(68)と横浜フリエスポーツクラブ会長の奥寺康彦さん(63)、岸根囃子(はやし)連の計2人、1団体となった。

 若手や中堅を対象にした「文化・芸術奨励賞」は、バイオリニストの毛利文香さん(21)と音楽家の山川冬樹さん(41)が受賞した。

 同賞選考委員会(委員長・窪田吉信横浜市大学長)が審議した。賞は1952年に創設され、今回を含め291人、29団体が受賞。91年から始まった文化・芸術奨励賞(前身の奨励賞含む)は36人、13団体となった。贈呈式は11月13日に横浜みなとみらいホール(同市西区)で記念コンサートとともに開かれる。

 受賞者の功績は次の通り(敬称略)。

 黒沢 清 映画監督、東京芸大大学院教授。映画「岸辺の旅」が第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を日本人として初めて受賞。横浜を拠点とする同大学院映像研究科で後進の育成に尽力した。


横浜混声合唱団
横浜混声合唱団

 横浜混声合唱団 演奏団体。1948年設立。式典やイベントでの演奏、市歌や校歌などの録音を通じて、クラシックやポップスなどジャンルにとらわれない合唱の普及に貢献した。

 飛鳥田 一朗 医師、社会福祉法人理事長。家庭や地域の医療に取り組むほか、「たきがしら芭蕉苑」などの高齢者施設や障害者施設を運営し、横浜の福祉社会の実現に尽力した。

 奥寺 康彦 横浜FC会長。日本サッカー界のパイオニアとして活躍後、2014年にアジアサッカー連盟の初代殿堂入りを果たしたほか、スポーツ教室の開催などを通じて横浜のスポーツ振興と青少年育成に貢献した。


岸根囃子連
岸根囃子連

 岸根囃子連 民俗芸能団体。1915年設立。港北区岸根町に江戸時代から受け継がれている郷土芸能「岸根囃子」を普及、継承している。式典での演奏のほか、フランスのリヨンなど姉妹都市との友好親善に貢献した。

 毛利 文香 バイオリニスト。パガニーニ国際バイオリンコンクールやエリザベート王妃国際音楽コンクールなどに入賞するとともに、市内のコンサートにも多数出演。今後の幅広い活躍が期待される。

 山川 冬樹 音楽家、美術家。横浜を拠点にホーメイ歌手として世界各地で活動するとともに、演劇、ダンスなどジャンルにとらわれない作品を発表。横浜のアートシーンをけん引する活躍が期待される。

 
 

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