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川崎市が市文化賞受賞7人を発表 地域史研究家、大学講師らに

カルチャー | 神奈川新聞 | 2015年9月16日(水) 03:00

 川崎市は15日、2015年度の「第44回市文化賞」などの受賞者7人を発表した。文化賞には地域史研究家の長島保さん(81)ら4人を選出。「社会功労賞」にはNPO法人理事長の新井靖子さん(76)、今後の活躍が期待される「アゼリア輝(かがやき)賞」は障害者水泳の渡邉麗美さん(22)ら2人に決まった。表彰式は11月5日、市国際交流センター(中原区)で行われる。

 元教員の長島さんは、多摩川エコミュージアム運動や二ケ領用水400年プロジェクトなどの環境保全活動に尽力。1996年から15年間、本紙川崎版で「川崎市民の『昭和』」などの連載も執筆した。

 明治大講師の渡辺賢二さん(72)は法政二高教諭時代から、陸軍登戸研究所の調査研究に取り組み、長年ベールに包まれていた研究所の実態を解明。バイオリニストの大谷康子さん(60)とピアニストの小原孝さん(55)は演奏活動の傍ら、市民文化大使として「音楽のまち」推進にも貢献した。

 社会功労賞の新井さんは市立中学校の障害児学級担任を37年間務め、障害児や家族、教員を支援する組織「わになろう会」設立に参加。長年、福祉の増進や人権擁護に力を注いできた。

 また、アゼリア輝賞は躍進目覚ましい競泳界のホープ2人が受賞。渡邉さんは昨年10月、アジアパラ競技大会の知的障害部門100メートル平泳ぎでアジア新記録を樹立し優勝。市立橘中出身の赤瀬さんもアジア競技大会の競泳200メートル背泳ぎを制した。

 各賞は市の文化、芸術などの分野で顕著な功績を残した個人、団体に贈られており、学識経験者や副市長、教育長らで構成する選考委員会で決定。本年度の市スポーツ賞は該当なしだった。1972年から今回までに、特別賞を含めて275人と64団体が受賞している。

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