「全日本製造業コマ大戦 メモリアル場所」が10日、全国の強豪22チームが参戦して横浜市西区のパシフィコ横浜で開かれた。
コマ大戦は、直径2センチの自作のコマを土俵上で競い、相手よりも長く回っていれば勝ち。比重の重い金属を使い重心を低くした重量級だけでなく、土俵を縦横に逃げ回る軽量タイプや回転しながら変形する変わり種まで、さまざまなコマがそろった。
県勢は「かなテクカレッジ西部(県立西部総合職業技術校)」、「(株)関東精密withメタルDIY」、「五光発條(株)」、「3代目J SHOWA」、「Team ULVAC(アルバック・石山ネジ連合)」、そして「みどりかわけんじ(コマ大戦協会会長)」の6チームが出場。接戦に挑んだが、みどりかわ会長に勝利した関東精密withメタルDIYを除き、いずれも初戦で敗退した。
優勝したのはチームシオン(岐阜県美濃市)。コマの外周に相手の動きを制するゲル状の樹脂を巻き、栄冠を勝ち取った。同チームは2013年にパシフィコ横浜で開かれた第2回全国大会の覇者。