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ステンドグラス、1世紀経て作者判明 横浜英和学院

カルチャー | 神奈川新聞 | 2015年9月4日(金) 03:00

作者が判明した「横浜最古」のステンドグラス=横浜市南区
作者が判明した「横浜最古」のステンドグラス=横浜市南区

 横浜市内で最古とされる横浜英和学院(南区)のステンドグラスの作者が、日本人作家の木内真太郎氏であることが3日までに分かった。これまで米国製とされていたが、新たに見つかったデザイン原画などから断定した。伊藤美奈子学院長は「107年も地震や空襲を乗り越えた私たちの宝物。生徒たちにもきちんと説明できるようになる」と作者判明を喜んでいる。

 突き止めたのは、木内氏を研究する名古屋造形大学の元非常勤講師、金田美世さん(67)。遺族から委託された数千点以上の資料の中に「無造作に和紙の原画が挟まっていた」。同校のステンドグラスをインターネットで見つけ、原画とデザインが似ていたため、昨秋から調査を進めていた。

 ステンドグラスは1908年、同校の旧マカスリン礼拝堂建設時に全10面で作られた。約50年前の建て替えの際、8面分は残されたが、2面分は所在不明となっていた。90年に現在の礼拝堂の地下室などから傷んだ状態で発見された。本館新設を機に修復され、2013年に再び10面がそろった。

 同学院などによると、木内氏は1880年に大阪で生まれた。日本のステンドグラス製作の草分け的存在の宇野沢辰雄氏らと共に近代の代表的な作家とされ、銀行や公会堂などへ作品を残している。

 修復を担った横浜マイスターの平山健雄さん(66)は「曲線を巧みに組み合わせたデザインに特徴がある。ガラスにいろいろな不純物が混ざり、再現するのは難しい」と希少さを強調する。同学院は「今後、一般公開を検討したい」としている。


解明されたステンドグラスの作者を発表する金田さん(右)ら=横浜市南区
解明されたステンドグラスの作者を発表する金田さん(右)ら=横浜市南区

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