
70年代ニッポンの音楽とポップカルチャーを融合させた企画展「セブンティーズ・バイブレーション・ヨコハマ」が横浜赤レンガ倉庫1号館(横浜市中区)で開かれている。70年代末を席巻した音楽グループ「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」が1979年のワールドツアーでメンバーの坂本龍一(63)が使用したキーボードなどの機材や、ポスター、チケットなどを公開。また2013年12月に死去したシンガー・ソングライターの大滝詠一(享年65歳)のジュークボックスなど所蔵品を紹介する「大滝詠一氏所蔵のアイテムを特別展示!」では訪れたファンが興味深そうに見学していた。9月13日まで。
会場内には、1976年にフォーク・クルセダーズが自主制作したアルバム「ハレンチ」のアルバムジャケットも展示。担当者は「当時、300枚しか作られなかった貴重なもの。状態がいいものを間近で見ることができる機会はなかなかないので楽しんで欲しい」と呼びかけている。
ほか70年代に東京・青山の骨董通りにあった伝説のレコード店「パイドパイパーハウス」も復活。当時、店舗で使用していた紙袋も復刻された。藤沢から訪れた男性(56)は「店内で『シュガー・ベイブ(山下達郎らが結成していたバンド)』が流れていて、当時の思い出が一気によみがえりました。レコード店をはしごして回った日々が懐かしい。ゆっくり見て回りたい」と時間を青春時代に戻し、催しを堪能していた。【西村綾乃】