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鵠沼の戦中見つめて 藤沢で企画展

カルチャー | 神奈川新聞 | 2015年8月3日(月) 03:00

戦後70年の企画展を中心となって手掛けた男性=藤沢市の鵠沼郷土資料展示室
戦後70年の企画展を中心となって手掛けた男性=藤沢市の鵠沼郷土資料展示室

 藤沢市鵠沼地区の郷土資料を所蔵・展示する鵠沼郷土資料展示室(鵠沼市民センター内)で、戦後70年の企画展が開かれている。戦中の庶民の暮らしぶりや各都市の空襲の様子を紹介。旧日本海軍藤沢航空学校の予科練習生が書き残した記念帳には、出撃への勇ましい言葉と絵が記され、当時の世相を伝えている。

 企画展の題名は「あの戦争が終わって…70年」。戦中から戦後にかけての銃後の人々の生活をはじめ、各都市の空襲、原爆、航空機の発展などを取り上げた。

 人々の生活に関するコーナーでは、地元・鵠沼の様子にも随所で触れた。資材不足を補うため小田急江ノ島線の線路が供出され、一時単線化されたことや、東京大空襲後に疎開してきた人々で鵠沼の人口が急増し小学校が2部制になったことを説明している。

 予科練生たちの記念帳は、当時15歳前後の生徒らが外出許可を得た際に藤沢の退役軍人宅を訪れ作成したもの。戦艦や航空機の絵とともに、「肉弾体当たり」「ヤンキー撃滅」「血戦の大空へ」「尽忠報国」など特攻を意識したような言葉がつづられている。

 このほか、山本五十六大将が戦艦大和から鵠沼の知人宅に送った書簡のコピーも展示。上陸する米軍に備えて江の島に砲台が築かれたエピソードや、終戦後の8月27日に米軍艦隊で埋め尽くされた相模湾の写真も紹介している。

 中心となって企画展を手掛けた同展示室運営委員会の男性は「鵠沼で大きな爆撃はなかったが、戦争が民衆の暮らしに暗い影を落としていたことがよく分かる。二度と戦争はしてはならないと、展示を通じて訴えたい」とし、来場を呼び掛けている。

 9月15日まで(月曜日休館)。午前10時から午後4時まで。

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