
横浜の戦後の歩みを写真でたどる「横浜の戦災復興」が18日、横浜市中区の横浜都市発展記念館で始まる。神奈川新聞社の創業125周年事業として同館と共催する。9月23日まで。
神奈川新聞のカメラマンや記者が撮影した約50万点の報道写真から、戦後の横浜市内を写した22点を紹介。同館などが所蔵する写真資料と合わせて31点で、終戦直後から復興に至る戦後70年の変遷をたどる。
復興に向かう市民の姿を紹介するコーナーも設け、露店やバス住宅、水上生活の様子も伝える。担当する西村健調査研究員は「横浜大空襲や進駐軍による接収で困難を強いられた市民の暮らしが、どのように復興していったのか。特に若い世代の人たちに知ってほしい」と話している。
一部の写真に付けられたQRコードをスマートフォンで読み取ることで、同じ地点の現在の写真や当時の記事を閲覧することができる。神奈川新聞のウェブサイト「カナロコ」には、戦後史を振り返るコンテンツを掲載する。
入館無料、月曜休館(月曜が祝日の場合、翌平日)。開館は午前9時半~午後5時、水曜(祝日を除く)は午後7時まで。問い合わせは、同館電話045(663)2424。