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開高健の戦争取材伝え 「ベトナム戦記」企画展 茅ケ崎

カルチャー | 神奈川新聞 | 2015年7月18日(土) 03:00

開高健がベトナム戦争を取材した際の様子が分かる企画展=開高健記念館
開高健がベトナム戦争を取材した際の様子が分かる企画展=開高健記念館

 作家・開高健がベトナム戦争を取材したルポルタージュ「ベトナム戦記」を取り上げた企画展が、茅ケ崎市東海岸南6丁目の開高健記念館で開かれている。当時現地で撮影された写真のほか、取材から50年たった現在の風景写真など約80点が展示され、後の作品にも大きな影響を与えたベトナム取材の足跡をたどることができる。8月30日まで。

 開高は1964年11月、戦時下の旧南ベトナムを訪れた。週刊朝日に掲載されたルポ連載「ずばり東京」の海外版を提案され、自ら選んだ場所だった。従軍取材中も武器は一切持たず、ひたすら「見る」ことに徹し、戦時の日常から最前線までをルポした。65年2月に帰国後、連載に大幅な加筆をし、「ベトナム戦記」を出版した。

 企画展では、取材で遭遇した最初の衝撃的な事件とされる、南ベトナム解放民族戦線の少年が公開銃殺されている場面や、草むらを進む軍隊、銃を構える兵士など、当時の緊迫した状況を伝える写真を展示。ジャングルでの解放民族戦線掃討作戦に従軍した際、相手軍に包囲されて急襲され、「遺影にしよう」と撮影された開高の姿も残っている。開高を含め、逃げ延びたのは200人中わずか17人だった。

 そのほか、開高が襲われて生き延びたことや、無事に帰国した様子を伝える当時の新聞記事も展示。取材した地の「その後」を知ってもらおうと、50年後の現在の様子が分かる写真も並んでいる。

 同記念館は「開高が第三者として見て書いたルポを通じ、戦争が人々にどんな影響を与えたか知ることができる。その取材の様子を伝えられれば」と来場を呼び掛けている。

 入場無料。開館日は金・土・日曜と祝日。時間は午前10時~午後6時(入館は同5時半まで)。問い合わせは、同記念館電話0467(87)0567。

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