伊豆半島を縦断する伊豆急行の看板車両「リゾート21」の30周年を記念したイベントが20日に行われる。車両基地のある伊豆高原駅構内で撮影会が開かれ、1日限りの特別編成の記念列車が運行される。
リゾート21は初代車両が1985年に登場。最前部の展望席や海に向いた座席を備え、リゾート列車の先駆けとして知られる。通常は熱海-伊豆急下田間の普通列車として運行され、特別料金が不要というのも特徴。伊豆観光のシンボルとして親しまれている。
撮影会には、3編成あるリゾート21が勢ぞろいするほか、伊豆急の開業時からある旧型100系、主力車両の8000系も登場。引退したリゾート21の車両部品や、千部限定の記念乗車券なども販売される。
イベント全体は午前10時~午後3時半だが、撮影会は正午~午後0時45分、部品などの販売会は同1時50分~2時20分。部品購入には午前10時半または11時半に配布される券が必要で抽選販売となる。入場無料。
記念列車「スペシャルリゾート21」は、伊豆高原駅を午後2時50分に発車。伊豆急下田駅に同3時28分に着く。普通の切符で乗れるが、先着200人限定。
問い合わせは、伊豆急電話0557(53)1116。