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4コマ風刺共感の輪 大磯でfish京子ちゃん展 社会問題「自分で考えて」

カルチャー | 神奈川新聞 | 2015年7月9日(木) 03:00

fish京子ちゃんをテーマにした作品に囲まれる西村さん=大磯町大磯の今古今
fish京子ちゃんをテーマにした作品に囲まれる西村さん=大磯町大磯の今古今

 大磯町在住の彫刻家、西村浩幸さん(55)の描く社会風刺4コマ漫画「fish京子ちゃん」をテーマにした展覧会が11日、同町内で始まる。食や原発など、さまざまな社会問題に疑問を投げ掛ける漫画に共感した画家や歌手らも作品展示や演奏会、講座を通じて参加する多彩な構成。身近な場所で社会問題を考えてもらおうと、カフェや神社などを会場にした。主催者は「いろいろな問題を一歩立ち止まって自分の頭で考えるきっかけにしてほしい」と話している

 「fish京子ちゃん」は、西村さんが「彫刻表現では言いたい事が伝え切れない」と、東日本大震災が起きた2011年から描き始めた。ことし6月時点で74作を数えている。

 京子ちゃんを主人公に、食品添加物やエネルギー、ごみ、特定秘密保護法など多くの事柄を取り上げている。漫画に共感した画家らがプロジェクトをつくり、12年から大磯や湯河原をはじめ、東京や大阪、九州、沖縄などで計10回にわたり展覧会を開いてきた。

 今回の展示会のメーン会場の高来神社(同町高麗)やギャラリー「世代工房」(同)では、11日から絵や彫刻を展示。カトリック大磯教会(同町東町)では8月1日、ナチス政権下で全体主義にのみ込まれた人たちを描いた本「そこに僕らは居合わせた」の朗読といった講座が催される。

 カフェ「今古今」(同町大磯)では、開幕に先駆けて4日から漫画の作品を紹介。プロジェクト参加者らによる絵や彫刻なども展示している。18日には、京子ちゃんのテーマソングを歌う歌手のライブを予定している。

 「fish京子ちゃんin大磯展」は8月8日まで。詳しい日時や料金、内容などはホームページ参照。問い合わせは、世代工房電話0463(61)9622。

 
 

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