
横浜市中区の旧第一銀行横浜支店が6月30日から、カフェや物作り体験スペースなどを備えた「YCCヨコハマ創造都市センター」に生まれ変わった。人々に広く開かれた場を目指している。
1階には、5組のクリエーターがデザインしたフードカートを配置した「カフェオムニバス」をオープン。7月20日までは造形作家・高橋士郎さんのバルーン作品や現代美術家・今井俊介さんの絵画を展示し、作品を眺めながら世界各国のサンドイッチなどを楽しむことができる。
2階は会員制の共有オフィス「コワーキングスペースキャンバス」として、多様な人々の集いの場を提供する。
3階にはイベントが行えるレンタルスペースと、3Dプリンターや業務用刺しゅうミシンなどを備えた物作りの体験スペース「ファブラボ・ベータ・馬車道」を開設。毎週木曜午前11時から午後5時までを入場無料で開放し、制作をサポートするスタッフが常駐する。親子で刺しゅうのワッペンを作るなどの気軽な体験のほか、ビジネスにつながる相談にも乗る。
運営に当たる特定非営利活動法人YCCでは「市民はもちろん多くの人に活用され、親しまれる場にしたい」と話している。