「旅人が難関を越えたように、町の苦境も越えられたら」-。箱根町の観光名所「箱根関所」に4日、七夕飾りがお目見えした。火山活動の活発化で不安が広がる地元を勇気づけようと、所長の山内圭さんが発案。観光客をはじめインターネットで全国から「願い事」を募っている。
関所の出入り口など3カ所に揺れる七夕飾りに、その場で願い事を書いた短冊を掲げられる。初日は観光客や地元の土産物店スタッフらが相次いで訪れ、「たくさんお客さんが来ますように」「大好きな関所にぎやかになれ」との思いを込めた。
願い事は関所のフェイスブックなどでも募集(10日まで)しており、職員が短冊に代筆する。12日までの展示後は近くの箱根神社に奉納する予定。問い合わせは、箱根関所電話0460(83)6635。