
川崎市麻生区内の音楽団体や小中高校などが日頃の活動の成果を披露し、交流する恒例の音楽イベント「麻生音楽祭」のスクールコンサートが13日、麻生市民館ホールで開かれた。今回30回目の節目を迎え、記念式典も行われた。
1986年から始まった同音楽祭は「音楽の街 あさお」をキャッチフレーズに毎年6月から7月にかけて開催。参加団体の代表らによる実行委員会が企画から運営まで手掛け、区内で活動をしている音楽団体や小中高校の吹奏楽部などが出演する手作りイベント。この日のスクールコンサートは、区内の小学校と高校12校の児童・生徒が吹奏楽や合唱などを披露した。
記念式典では同区在住の音楽家の宗いづみ実行委員長が「少しでも生活に潤いを持ってもらいたいと始まった。参加した子どもたちが大人になっても音楽祭に関わってほしい」とあいさつ。多田昭彦麻生区長も「しっかりしたスタッフや出演者、観客がいたからこそ継続できた。今後も40年、50年と続くことを期待している」と述べた。児童約80人が麻生区のイメージソング「かがやいて麻生」を合唱して、記念式典に花を添えた。
同音楽祭の日程は次の通り(会場は麻生市民館)。▽14日午後0時半=アンサンブルのつどい▽7月1日午後1時=かなでようあさおの響き▽同5日午後3時=ファミリーコンサート▽同12日午後1時=コーラスのつどい。
問い合わせは、麻生区役所地域振興課電話044(965)5370。