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相模原の養蚕知って 郷土資料館でカイコふ化

カルチャー | 神奈川新聞 | 2015年5月12日(火) 03:00

桑の葉を食べるカイコ=吉野宿ふじや
桑の葉を食べるカイコ=吉野宿ふじや

 養蚕業が盛んだった地域の歴史を知ってもらおうと、相模原市緑区吉野の郷土資料館「吉野宿ふじや」で飼育されているカイコのふ化が始まった。

 昨年夏、業者から幼虫150匹を購入して、カイコを観察できるコーナーを設置。今年は、昨年飼育していたカイコの成虫が産んだ卵がかえった。同館によると、2千~3千匹ほどいるという。

 カイコは4月下旬にふ化を始め、現在は体長2センチほどの幼虫。同館の管理人らが“食べ盛り”のカイコのために、餌となる桑の葉の調達や、ふんの掃除などの世話をしている。

 管理人の一人、内田良教さん(65)は「まさかこんなにたくさんふ化するとは思わなかった」と驚く。「カイコ(養蚕業)は、かつての農家の現金収入で大事なもの。生の展示を見て、当時の人たちの生活を知ってほしい」と話している。

 問い合わせは、吉野宿ふじや電話042(687)5022。

 
 

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