鮮やかな青緑色の花が特徴的な熱帯植物「ヒスイカズラ」が、小田原市久野の小田原フラワーガーデンで見ごろを迎えている。
ヒスイカズラはマメ科に属し、フィリピンのルソン島など限られた熱帯雨林に自生。現地では絶滅が危惧されているという。
同園のトロピカルドーム温室では3カ所で栽培され、3月上旬から徐々に開花。垂れ下がる花穂は長いもので1メートルを超え、一つの花穂に100個以上の花を咲かせている。来園者は「初めて見たけど、きれいで神秘的」と見入っていた。
八木量子園長は「間近で花の形一つ一つを細部まで観察することができ、迫力満点」と話している。花穂が多い一番花は今週末までが見ごろ。花は5月下旬まで楽しめる。
温室の開園時間は午前9時半~午後5時。月曜日(祝日の場合は翌平日)休園。温室の入園料は大人200円、小中学生100円。
問い合わせは、同園電話0465(34)2814。