東京ディズニーランドホテル(千葉県浦安市)は12日、14日から登場する新客室を報道陣に公開した。新客室は「ティンカー・ベル」、「ふしぎの国のアリス」、「美女と野獣」をモチーフにした3種。各部屋では物語の中に入り込み、主人公となって時間を過ごすことができる。
映画「ピーターパン」の中に登場する妖精、ティンカー・ベルをテーマにした「ティンカーベルルーム」は、ネバーランド内にある妖精が暮らす谷「ピクシー・ホロウ」をイメージ。一歩踏み込むと、森の中に入ったような気分になる。物づくりの妖精たちが作ったとするベッドには人間界から持ってきたえんぴつを脚に使っていたり、拾ったボタンをベッドボードに飾っていたりと、部屋の中に楽しい秘密がたくさん隠されている。
白いウサギの後を追い、不思議の国に迷い込んだアリスをテーマにした「ふしぎの国のアリスルーム」では、チシャ猫やハートの女王の庭をイメージしたベッド、白いウサギを思わせる家具を設置。「美女と野獣ルーム」では、読書が好きなベルのため野獣が本を集めた書庫に案内するシーンや、ふたりきりで踊ったボールルームでの舞踏会を想像させる演出が展開されており、思わずうっとりしてしまうはず。
予約は宿泊日の6カ月前から受け付け。3部屋の新設に伴い、これまであった「ピーターパンルーム」「白雪姫ルーム」などは、15日宿泊分をもって販売を終了。3月18日にはリニューアルした「シンデレラルーム」もラインアップに加わる。
部屋の新設を記念し、ロビーにあるラウンジ「ドリーマーズ・ラウンジ」では、「美女と野獣」「シンデレラ」「ふしぎの国のアリス」「ティンカー・ベル」の4つの映画をテーマにしたノンアルコールカクテルを販売している。マンゴージュースをベースに、キウイシロップで彩られた「トゥインクル・ティンカー・ベル」はかき混ぜるとティンカー・ベルがまとうグリーンのドレス色に変化。「美女と野獣」の中で大切なポイントとなる「ローズ」をシロップに使った「マジックローズ」は、バラの香りが口に広がる繊細な味わいになっている。【神奈川新聞】