第６９回毎日映画コンクールの表彰式が１０日、川崎市幸区のミューザ川崎シンフォニーホールで開かれた。最高賞の日本映画大賞には熊切和嘉監督の「私の男」が選ばれ、熊切監督は「何度も壁にぶち当たりながら作った作品。何よりもスタッフやキャストに感謝したい」と喜びを語った。
男優主演賞には「そこのみにて光輝く」の綾野剛さんが選ばれた。綾野さんは「俳優は自分を評価できる立場にはないが、受賞を機に少しずつ自分のことを認めることも大事と教わっている気分。これからも一つ一つの作品にまい進したい」と話した。女優主演賞には「０・５ミリ」の安藤サクラさんが選ばれ、「スタッフはもちろん、舞台となった高知という土地にも心からありがとうと伝えたい」と笑顔をみせた。
【神奈川新聞】
