第28回藤沢市高校美術展が13日、藤沢駅北口の藤沢市民ギャラリーで始まった。美術の授業や部活動で制作した絵画、陶芸、写真、版画など幅広い分野の作品772点が展示されている。18日まで。
1987年から市内の公立・私立高校が参加して毎年開催している新春恒例の展示。優劣をつけない自由な発表の場としており、今年は13校から700人を超える生徒が出展した。
絵画の分野では自画像をはじめ、スポーツ選手や著名人のデッサン、風景画などバラエティー豊かな作品が集まった。広島に原爆を落とした米軍のB29爆撃機「エノラ・ゲイ」を取り上げた立体絵本を作った生徒もいた。
また、ペーパーナイフや指輪、皿など実用的な作品も多く並べられた。
長女の出展作品を見に来た藤沢市内の三谷郁子さん(45)は「高校生になると格段につくりが繊細になる。発想も豊かで完成度も高い」と感心していた。
入場無料。午前10時から午後7時(最終日のみ午後5時)まで。
【神奈川新聞】