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磯子・久良岐公園で保存市電の周辺整備 石畳を復元、レール“延伸”も

カルチャー | 神奈川新聞 | 2015年1月13日(火) 03:00

新設された電柱と架線。石畳が敷き直されレールが延伸された=久良岐公園
新設された電柱と架線。石畳が敷き直されレールが延伸された=久良岐公園

横浜市港南区、磯子区の久良岐公園に保存されている横浜市電「1156号」の周囲で、電停(停留場)や石畳を復元する工事が進んでいる。全廃から43年を経てレールが“延伸”され、車両の上空には架線が張られた。完成は2月ごろ。「市電が走った街」を想像できる場になりそうだ。

工事は市による同公園の改修整備事業の一環。1156号をめぐっては、地元の塗装会社などが荒れ果てた車体をボランティアで修復。2012年の完成後は毎月イベントが開かれ、多くの市民や鉄道ファンが来場している。こうした関心の高まりを受け、市は「市電があったころの歴史を感じられる空間に」と14年秋、周辺整備を始めた。

電停は円柱形の土台の上に「久良岐公園」の標識が付き、明かりがともる。磯子区の市電保存館や愛好家が所蔵する部品を参考に新調した。架線は、路面電車の施設を手がける専門業者が手がけた「本物」だ。架線を支える柱のてっぺんには「ポールトップ」と呼ばれ親しまれた擬宝珠(ぎぼし)のような飾りが再現された。

車両の下のレールは前後に計15メートルほど延長された。運転席に座ると、先まで線路が伸びている感覚を味わえる。このレールは14年4月、西区の浅山橋の舗装から偶然掘り出されたドイツ製。昭和初期に敷かれたものの、財政上の理由で開業しなかった「幻の軌道」だ。80余年の時を超えて日の目を見ることになった。

少年時代に市電に乗った保土ケ谷区の鉄道ファンの男性(55)は「架線や敷石が臨場感を高めるし、43年ぶりに線路が“延伸”するのもすごい」と完成を楽しみにしている。

車内の公開やヘッドライトの点灯、写真展示などを行うイベントは、修復や整備に関わった本社メンバーも参加し、毎月開催予定。本紙やウェブサイト「カナロコ」で告知する。

【神奈川新聞】

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