京浜港や羽田空港に近く国際郵便を多数扱う川崎東郵便局(川崎市川崎区東扇島)に19日、フィンランドから「サンタクロース」が訪れ、一日局長としてクリスマスや年末年始の繁忙期を控える社員たちを激励、地元の幼稚園児たちとも交流した。
赤い帽子とマント姿で長いあごひげを生やしたサンタに、内山寿一局長は「海外から送られる郵便物の96%を扱っており、日本のクリスマスを陰で支えています」とあいさつ。サンタは「みなさんが喜びや幸せを届けるため、私と同じ思いで働いていることに感謝します」と話し、局内を巡回して社員を激励した。
地元の第一ひかり幼稚園(同区貝塚)の園児約70人もサンタに会いに訪れ、「赤鼻のトナカイ」などクリスマスソングを合唱。「どうやって日本に来たの」「何歳ですか」などと質問すると、サンタは「年を取りすぎて忘れてしまったよ」などと愛嬌(あいきょう)たっぷりに答え、園児たちにプレゼントを手渡した。
【神奈川新聞】