県民全体で緑化を進める「緑の祭典・かながわ未来の森づくり2014」と川崎市の植樹祭が26日、同市多摩区枡形の生田緑地で行われた。多くの市民が、緑豊かな未来の風景などを思い描きながら苗木を植えた。
式典では、2010年に県内で開かれた全国植樹祭で、天皇、皇后両陛下がまいた種から県が育てていたスダジイとコブシの苗木が、黒岩祐治知事から福田紀彦市長に手渡された。黒岩知事は「神奈川の素晴らしい緑を一緒に守り育てていきましょう」とあいさつ。福田市長と地元の小学生らとともに、中央広場で苗木を植えた。
市制100周年となる24年に100万本の植樹を目指す市の植樹祭では、市民ら約300人がヤマツツジやウツギ、コナラなど約300本を植えた。福田市長は「次の世代に緑を残すのは私たちの使命。苗が育つのを大切に見守ってほしい」と呼び掛けた。
【神奈川新聞】