神奈川の文化の発展に功績のあった個人・団体に贈られる「第63回神奈川文化賞・神奈川文化賞未来賞」(県、神奈川新聞社主催)が9日、発表された。文化賞は「魔女の宅急便」で知られる児童文学作家の角野栄子さんら4人、今後の活躍が期待される文化賞未来賞には声楽家の市原愛さんらが選ばれ、計6人の受賞が決定した。
審査委員会(岩田悦子委員長)は、学識経験者や知事、横浜市長ら計23人で構成。写真家の常盤とよ子さん、現代美術家の李禹煥さん、バレリーナの斎藤友佳理さん、文化賞未来賞はバレリーナの前田紗江さんも選ばれた。贈呈式は11月3日、横浜市中区の県民ホールで行われる。
◆神奈川文化賞受賞者◆ (敬称略、末尾数字は受賞時の年齢)
◇文化賞
【文学】児童文学作家として文学の振興に貢献 角野栄子(79)
【芸術】写真家として文化の振興に貢献 常盤とよ子(86)
【芸術】現代美術家として文化の振興に貢献 李禹煥(78)
【芸術】バレリーナとして文化の振興に貢献 斎藤友佳理(47)
◇文化賞未来賞
【芸術】声楽家として活躍 市原愛(34)
【芸術】バレリーナとして活躍 前田紗江(16)
【神奈川新聞】