50周年を迎えた県内最大規模の公募展「神奈川県美術展」が5日、横浜市中区の県民ホールギャラリーで始まった。2013年12月からの改修工事を終えてホールとともにリニューアルオープンした同ギャラリーには、荒天にもかかわらず多くの観覧者が訪れた。
同展は1965年から毎年開かれている。今回は立体平面・工芸・書・写真の4部門を合わせて719人から878点の応募があり、436人、436点が入選した。
12日まで1期展(工芸・書・写真)、15~19日に2期展(平面立体)を行い、各部門の入選作品を展示する。また、50周年を記念して募集した中学・高校生の入選作46点を両期で展示する。同展委員会などの主催。入場無料。
初日は各部門の審査員によるギャラリートークが行われ、多くの美術愛好者らが詳細な解説に熱心に耳を傾けていた。
各部門の大賞者は次の通り。
▽平面立体「あやつり糸の旅」=岡村このみ(川崎市)▽工芸「Moon Rabbit」=内田望(横浜市)▽書「春暁」=三宅華子(逗子市)▽写真「島時間」=五十嵐航(秦野市)。
問い合わせは同ホール電話045(662)5901。
【神奈川新聞】