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無線の歴史たどる 横須賀との関わり紹介 YRPに「展示室」

カルチャー | 神奈川新聞 | 2014年9月4日(木) 03:00

日露戦争時に使われた「三六式無線機」のレプリカ
日露戦争時に使われた「三六式無線機」のレプリカ

無線通信技術の歴史について理解を深めてもらおうと、横須賀テレコムリサーチパークとYRP研究開発推進協会は8日、YRPセンター(横須賀市光の丘)1番館に「無線歴史展示室」を開設する。昔の無線通信機器などを見学でき、その技術発展に横須賀が深く関わっていたことなどが紹介される。

展示室は七つのゾーンに区切られ、無線通信技術開発の過去から現代までを分かりやすく紹介。説明ガイドも付く。

1903年、旧日本海軍が電波を使ったマルコーニ型無線通信機「三六式無線機」を開発し、翌年から同市船越町の旧海軍工廠(こうしょう)の工場で生産が始まった。長距離通信が可能となり、日露戦争(1904~05年)の日本海海戦では旗艦「三笠」に搭載された。05年、対馬の南を航行していたバルチック艦隊を発見した際、同無線機が三笠への連絡に使われたといわれる。

展示室には三六式無線機のレプリカが飾られる。このほか、真空管ラジオの受信機、80年以降の携帯電話も展示され、技術進歩の足跡を目で見て学べる。併せて、幕末のペリー来航以来の横須賀市の主な歴史を紹介するコーナーも設ける。

リサーチパークの担当者は「横須賀が今も昔も無線通信の発展にいかに尽くしてきたかを知ってほしい」と話している。

見学は10人以上の団体が対象で予約制。入場無料。開館は午前10時~午後5時。休館日は土日、祝日。申し込み、問い合わせは電話046(847)5000。

【神奈川新聞】


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