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小田原文学の魅力次代へ 市民グループ会報80号

カルチャー | 神奈川新聞 | 2014年8月30日(土) 11:26

80号の節目を迎えた「小田原の文学に光と風を送る会」の会報
80号の節目を迎えた「小田原の文学に光と風を送る会」の会報

小田原ゆかりの作家や文学作品を愛し、その魅力を広く紹介している市民グループ「小田原の文学に光と風を送る会」が今月、80号の節目となる会報を発行した。9月には発足10年を迎える。発足時から代表として会を引っ張ってきた田中美代子さん(89)は「小田原の地域に連綿と息づく文学を次世代に引き継ぎたい」と意気軒高だ。

温暖で風光明媚(めいび)な気候風土からか、多くの文豪が好んだ小田原。北原白秋や谷崎潤一郎、坂口安吾、北村透谷、川崎長太郎など、ゆかりの文学者は枚挙にいとまがない。

そんな名だたる文豪たちが残した小田原の文学に魅せられた25人ほどが集い、同会は2004年9月に発足した。現在の会員は約70人に増え、東京や横浜の愛好家らも加盟している。

会報では、ゆかりの文学者や作品に関する会員のエッセーをはじめ、文化人の寄稿などを紹介。題字は小田原市在住の作家夢枕獏さんが手掛けたほか、第71号(11年5月)では湯河原町在住の作家西村京太郎さんが「運命というもの」と題して寄稿もしている。

当初月刊だった会報は、70号の発行を機に季刊化。通常は600部を発行し、会員だけでなく小田原文学館や市立図書館などに配布している。会は図書館などでの講演活動や文学者の供養祭への参加なども続けており、活動の裾野を広げている。

8月15日に発行した第80号の会報には、終戦記念日への思いをつづった田中さんの随想や、会員たちが寄せた詩や短歌などを掲載した。田中さんは80号、10年と記念すべき節目に寄せる思いを、こう話している。

「あっという間にここまで来た。活動を通じ会員や作家の方たちとさまざまなつながりが生まれた。今後も文化が根付く小田原の魅力を伝えていきたい」

【神奈川新聞】


27日に行われた納涼祭に参加した会員ら=小田原市城山
27日に行われた納涼祭に参加した会員ら=小田原市城山

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