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第2回「ちぐさ賞」募集中 ジャズ新人発掘へ

カルチャー | 神奈川新聞 | 2014年8月19日(火) 03:00

新人発掘のちぐさ賞の初代受賞者に選ばれた金本さん
新人発掘のちぐさ賞の初代受賞者に選ばれた金本さん

現存する日本最古のジャズ喫茶「ちぐさ」(横浜市中区)が、新人発掘のために昨年から始めた「ちぐさ賞」の2度目の応募が始まっている。35歳以下の個人のジャズプレーヤーが対象で、受賞者は来春にアナログレコードの発売が約束される。応募は28日まで。

ちぐさは、故・吉田衛さんが1933年に横浜・野毛に開店。サックス奏者の渡辺貞夫さんら日本を代表するプレーヤーが通った。

「日本のジャズを育てたい」という吉田さんの遺志を引き継ぐかたちで店の開業80年、マスターの生誕100年に当たった昨年、有志が「ちぐさレコーズ」を設立し、ちぐさ賞を制定した。初代受賞者の金本麻里さん=盛岡市=は複数の専門誌で高い評価を受け、プロとしての道を歩み始めている。

選考はウェブ審査とライブ審査によって行われる。1次審査はジャズスタンダードと、オリジナルか自由選曲の演奏を動画サイト「You Tube(ユーチューブ)」に上げ、専用の投稿フォームから応募。一般からの得票数と審査員の評価により、5人程度に絞られる。

2次審査は9月14日に横浜で応募者が決める30分程度の楽曲でライブをし、審査員が評価する。同月16日に受賞者が発表される。

プロデューサーの福島俊彦さんは「横浜に根付くジャズ文化を継承し、さらに全国へ発信していくためにも、2回目以降が大事になる。ジャズを志す若手にぜひチャレンジしてほしい」と話していた。

問い合わせはちぐさレコーズ(chigusasho@gmail.com)。

【神奈川新聞】

 
 

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