鳥取砂丘から運んだ約1300トンの砂を使い、日本・中国・韓国の世界遺産や歴史的建造物に彫り上げた砂像が並ぶ「ヨコハマ砂の彫刻展」が19日から、横浜市中区本町の特設会場で始まる。11月3日まで。神奈川新聞社と2014年東アジア文化都市実行委員会の主催。
砂像はプロの砂像彫刻家らが6月30日から制作。国ごとに高さ約3メートル、幅16~17メートルのゾーンを設け、日本は「ペリー来航と開国」、中国は「万里の長城と秦の始皇帝」、韓国は「世宗(セジョン)大王とハングルの始まり」と題して、歴史や文化を表現した。
砂遊びが楽しめるコーナーやフードエリアも設置。日没以降は砂像をライトアップする。
同展の監修に当たったプロ砂像彫刻家の茶圓(ちゃえん)勝彦さん(53)は「スケールの大きさと繊細さを兼ね備えた砂の彫刻で、日中韓の歴史や文化を感じてもらいたい」と話している。
夏期(8月31日まで)は午前11時~午後9時、秋期(9月1日~11月3日)は午前10時~午後8時。入場料は大人1200円、4歳~中学生600円、3歳以下無料。問い合わせは、同展事務局電話045(681)3734(平日のみ)。
【神奈川新聞】