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【照明灯】県内の「富士山」

カルチャー | 神奈川新聞 | 2014年7月8日(火) 10:30

世界文化遺産に登録されて2年目の富士山では、今月1日に山梨県側で山開きが行われた。思い立って梅雨空の合間に手ぶらで登りに出掛けた。といっても富士塚巡りである▼富士信仰が盛んになった江戸時代以降、霊峰を模して造営された人工の山や塚だ。その数たるや300以上ともいわれる。都内に多いが、県内にもかなりある。溶岩を積み上げたり、既存の丘を利用したり、とバラエティーに富んでいる▼横浜市保土ケ谷区にある、その名も富士山神社。らせん状の登山道をたどること約1分、高さ5メートルほどのミニ富士山に登頂した。3776メートルに登ったのと同じ御利益があるとすれば、申し訳ないような気持ちになる▼都筑区の「川和富士」は富士塚としては巨大であり、形も優美である。標高74メートルの山頂に設けられた展望台からの眺めは絶好だが、ご本山は厚い雲に覆われて拝めなかった。同区内の「山田富士」も大型の部類だ。頂上にへこみがあり、お鉢巡りの気分まで味わえる▼富士山は古来、信仰が育まれた山としての価値も含めて世界遺産リスト入りした。登山だけが真価を知る手段ではない。きょうは横須賀市の三浦富士(183メートル)で山開きを迎え、お焚きあげが予定されている。富士信仰の裾野は広い。

【神奈川新聞】

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