綾瀬市で8月28日に開催されるアジアユースオーケストラ(AYO)に県内から5人が参加することになった。6月28日に市内で開かれた壮行会にはこのうち4人が出席。市民や市のゆるキャラ「ブタッコリー」から激励を受けた。
AYOは音楽の力で世界平和に貢献しようという取り組み。香港の財団の主催で1987年に始まり、日本や中国、台湾、ベトナム、韓国など10の国と地域から、オーディションに合格した高校生や大学生、若手演奏家ら110人がオーケストラを構成する。
壮行会で昭和音楽大学3年の村田光史さん(20)は「多種多様な価値観、文化を持つ人と接して、見聞を広げたい」と意気込んだ。
昨年に続き、2回目の参加となる東京音楽大学3年の福井恵さん(22)は「日中関係は良くないと聞いていたが、中国出身の楽団員は日本文化に興味があり、フレンドリーだった」と前回を振り返り、「今年は初めて参加する楽団員をサポートする立場。音楽の力で外国との関係をよりよいものにしていきたい」と話していた。
綾瀬公演は同市深谷の綾瀬市文化会館で8月28日午後6時半から開演。チケットは一般2千円、高校生以下千円。
【神奈川新聞】