大型連休中に川崎市北部でオペラや演劇、能、落語など多彩な芸術文化をそろえた「川崎・しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)2014」が26日、開幕した。5月6日までで、麻生、多摩、宮前の3区で計28演目40公演を行う。
オープニング公演は、同市麻生区の昭和音楽大テアトロ・ジーリオ・ショウワで藤原歌劇団によるモーツァルトのオペラ「魔笛」。連休初日に会場を訪れた観客は、世界的にも人気の演目の歌やストーリーを楽しんだ。
芸術祭は、麻生区を中心とした文化・芸術関係者や企業、団体などのメンバーでつくる実行委員会の主催で、ことしで6回目。毎年2万人以上の観客が訪れる恒例行事に育ってきた。
今回も人気指揮者の「炎のコバケン」こと小林研一郎さんの指揮による東京交響楽団の公演や能と狂言の人間国宝の競演、子ども寄席などバラエティーに富んでいる。最終日には劇団民藝の演劇「八月の鯨」もある。完売している公演もあるため、詳細はホームページで確認が必要。
チケットセンター電話044(955)3100。問い合わせは、実行委事務局電話044(952)5024。
【神奈川新聞】