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5日から太宰治展、新資料交え生涯追う

カルチャー | 神奈川新聞 | 2014年4月5日(土) 04:57

「太宰治展」内覧会。草稿や手紙など太宰の筆跡も間近に=4日、神奈川近代文学館
「太宰治展」内覧会。草稿や手紙など太宰の筆跡も間近に=4日、神奈川近代文学館

没後60年以上を経て今なお根強い人気を誇る小説家・太宰治の生涯を、近年発見された新資料を交えて紹介する「太宰治展-語りかける言葉」が5日、横浜市中区の神奈川近代文学館(港の見える丘公園内)で始まる。

同文学館の開館30周年特別展の第1弾。学生時代のノートや愛用のマント、家族アルバム、「人間失格」「斜陽」などの原稿・草稿、書簡ほか、各地の文学館や個人が所蔵する多彩な資料約350点を展示。鎌倉で心中事件を起こしたときの遺書や、「芥川賞、ほとんど確定」と記した全集未収の手紙など、見応えがある。

版を重ね新しい読者を獲得し続けている太宰作品だが、さらに若い人にアピールしようと、文豪たちが登場するバトルアクション漫画「文豪ストレイドッグス」とのコラボを初企画。太宰、中島敦、芥川龍之介らの複製原画、パネル展示コーナーが設けられた。

同展は5月25日まで。5月5日を除く月曜休館。一般700円ほか。問い合わせは同館電話045(622)6666。期間中、朗読会やトークイベント、講座なども開催する。

【神奈川新聞】

 
 

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