川崎市川崎区内の情景をモチーフに、毎年度発行されてきたペーパークラフトのシリーズ第9弾が完成した。本年度は市庁舎前を走るトロリーバスの風景を再現。24日から同区役所や大師支所・田島支所で無料配布される。
ペーパークラフトは地域の魅力を楽しみながら学んでもらおうと、同区が2005年度から製作を開始。川崎河港水門を皮切りに、六郷の渡し、工場夜景、川崎市電など新旧の風景を取り扱ってきた。
路上の架線から電力を受けるトロリーバスは1950年から67年まで、同区内で運行。市民には「トロバス」の愛称で親しまれ、市電とともに市民の重要な足として活躍した。
今回は「川崎市営トロリーバスと市庁舎」の題名で5千部を作製。配布開始と同時に川崎区のホームページからデータをダウンロードすることもできる。
【神奈川新聞】