横浜市は12日、みなとみらい21(MM21)地区の2013年の来街者数が前年比約500万人増の約7200万人だったと発表した。01年以降、右肩上がりが続き、毎年過去最高を更新している。昨年は大規模な商業施設のオープンや東急東横線・みなとみらい線と東京メトロ副都心線との相互直通運転が始まったことなどが来街者増につながった。
昨年6月、横浜美術館とグランモール公園の前という好立地に商業施設「MARK IS みなとみらい」がオープン。8月は国内最大級のアウディのショールームが開業した。また、11月には結婚式場「グランドオリエンタルみなとみらい」がオープンした。
こうした施設開業のほか、昨年はMM21地区の事業開始から30周年、横浜ランドマークタワーは開業20周年を迎え、さまざまな記念事業が行われたこともにぎわいに寄与した。
また、13年の就業者数は前年比約4千人増の約9万3千人、事業所数は同約200社増の約1720社で、いずれも過去最多となった。
市みなとみらい21地区推進課によると、同地区の本格開発地区の割合は64%だが、ここ数年、大規模なオフィスビルや商業施設が次々とオープンしている。
今年2月に結婚式場「アニヴェルセルみなとみらい」が開業。今後も4月に商業施設、5月に清水建設のオフィスビル、7月に真空薄膜装置大手のシンクロン第2本社ビルの開業などが予定されている。
【神奈川新聞】