籠で一つ目小僧を追い払え 厄払いの風習「ヨーカゾー」を再現/大和
カルチャー | 神奈川新聞 | 2014年1月27日(月) 23:09
江戸時代から大和市内に伝わる厄払いの風習「ヨーカゾー」が、同市下鶴間の市下鶴間ふるさと館で再現されている。2月9日までで、入場無料。
ヨーカゾーは「八日(ようか)」と「小僧(こぞう)」に由来。毎年12月と2月の8日、一つ目小僧が玄関や庭先に履物を出したままにした家を探し、災厄をもたらす-という言い伝えがある。厄よけに編み目の多い籠やざるを置き、驚かせて追い払う。市内では戦前まで行われていたという。
江戸後期の商家を利用したふるさと館の軒下に高さ約2メートルの竹ざおを立て、その先に籠を掛けた。同館の担当者は「昔の年中行事を市民に知ってもらいたい」と話す。
問い合わせは同館電話046(272)6556。
【神奈川新聞】