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ドゥイットシアター代表インタビュー
「エンタメの火を絶やさない」大磯でドライブインシアター

カルチャー | 神奈川新聞 | 2020年7月10日(金) 13:51

「大きな反響をいただいているので、今後は常設的な場所を作っていくことも考えています」(写真は同社提供)
「大きな反響をいただいているので、今後は常設的な場所を作っていくことも考えています」(写真は同社提供)

 シアタープロデュースチーム「Do it Theater(ドゥイットシアター)」は17日から19日まで大磯ロングビーチ(大磯町)でドライブインシアターを開催する。同チームが展開するプロジェクトは、新型コロナウイルスの感染予防をしながら映画体験を楽しむことを通じて、エンターテインメント業界の支援にもつながる仕組み。代表の伊藤大地に、事業に込めた思いを聞いた。

 車に乗ったままカーステレオの音を聞き、巨大なスクリーンに投影される映画を鑑賞する「ドライブインシアター」は1933年に米国で誕生。日本でも60年代から広がりを見せるが、90年代以降はシネマコンプレックスの普及などにより衰退していた。しかし今年に入ってからのコロナ禍で、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を保ったまま親しい人と映画を楽しめる体験として、世界的にも再び注目が集まりつつある。同チームにも4月以降、開催を検討したいという主催者からの問い合わせが1カ月に約150件寄せられているという。

 プロジェクトの代表である伊藤がドライブインシアターを事業化したのは6年前。「映画『グリース』に登場するドライブインシアターを見てから、日本にはない光景に憧れていました」と振り返る。未体験からのスタートだったが、志を同じくする協力者が集まり、上映の仕組みを構築していった。


2016年に開催された大磯『ロングビーチでのドライブインシアター(写真は同社提供)
2016年に開催された大磯『ロングビーチでのドライブインシアター(写真は同社提供)

 映画館やオンラインでの映画体験との大きな違いは「映画を見る一日をまるごと楽しめること」。そのために、参加者には事前に「デジタルしおり」を送付している。実際の観賞方法のみならず、楽しいアドバイスが満載だ。「車を持っていない方は憧れの外車を借りてみるのもお薦め。上映される映画のイメージに合わせた服装を考えるのも楽しいですよ」。道中のビューポイントや、車内で聴く音楽のプレーリストも提案するなど至れり尽くせりだ。

 これまで全国各地でドライブインシアターを展開してきた同チームでは今年4月、「エンターテインメントの火を絶やさない」という決意を表明。「ドライブインシアター2020」というプロジェクトを立ち上げた。クラウドファンディング形式により日本各地でドライブインシアターを開催し、収益の一部を「ミニシアター・エイド基金」や医療関連基金などに寄付する仕組みだ。

 この志には多くの映画監督や俳優が賛同。「文化の継続を目的としていることにも共感してもらっていると感じます」と伊藤は手応えを語る。「今後は音楽ライブや演劇、お笑いなども展開したい。いまダメージを受けているエンターテインメントを持続していく方法として、ドライブインのシステムを拡張していきたいと考えています」

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