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【シネマ散歩】
【ストーリー・オブ・マイライフ】女性たちの苦悩に共感

カルチャー | 神奈川新聞 | 2020年7月9日(木) 13:47

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語から
ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語から

 6月12日から横浜ブルク13などで上映中。

 原作は、南北戦争中の米国を舞台にマーチ家の4人姉妹を描いた「若草物語」。ルイーザ・メイ・オルコットによる自伝的な小説で、作家を目指す次女ジョー(シアーシャ・ローナン)=写真=には自身が投影されている。

 度々映画化されてきたが、成長したジョーが家を出た後に焦点を当て、自分らしい生き方を模索する姉妹それぞれの内面を掘り下げた。

 現在と過去が交差して物語が進むため、病弱な三女ベス(エリザ・スカンレン)が裕福な隣家のピアノを弾くといった少女時代のエピソードも堪能できる。姉妹の会話にはスピード感があり、生き生きとして楽しい。

 経済的に独り立ちし、作家として認められたいと野心を持つジョー。執筆に全力を尽くしたいジョーにとって恋愛は後回し。だが愛する者を失い、寂しさを吐露する場面は切ない。

 長女メグ(エマ・ワトソン)は「私の夢があなたと違うからって、重要じゃないわけじゃないのよ」とジョーを諭し、教師と結婚する。だが、貧しい暮らしにやつれ、育児に追われる姿には、厳しい現実が突き付けられる。

 結婚は経済優先と割り切る四女エイミー(フローレンス・ピュー)も、友人ローリー(ティモシー・シャラメ)を前に、自らの心の声に揺れ動く。

 19世紀の女性たちが現代と変わらぬ悩みに直面しながら、たくましく己を貫いた姿に共感する。

監督/グレタ・ガーウィグ
製作/米国、2時間15分

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