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“戦友”と作った11年ぶりの作品 バンド「ソフトタッチ」が本格再始動

カルチャー | 神奈川新聞 | 2018年10月11日(木) 11:11

(左から)ギターの山田真一、ベースの渡辺大介、プロデュースを務めた後藤正文、ドラムの星野誠、佐野史紀
(左から)ギターの山田真一、ベースの渡辺大介、プロデュースを務めた後藤正文、ドラムの星野誠、佐野史紀

 昭和音楽大学(川崎市麻生区)の軽音楽サークル仲間らで結成した4人組バンド「ソフトタッチ」が15年ぶりに本格再始動した。11月30日には、東京・下北沢ベースメントバーで、11年ぶりに制作したアルバム「リビルド」の発売記念ライブを行う。

 「40代になった今だから歌えることがある」

 作詞・作曲を手がけるボーカル・ギターの佐野史紀(41)は自身の変化を語る。20代は「こうでなくてはダメ」とかたくなだった。しかし30歳を前にバンドの歩みを止め、社会に出たことで「答えはいくつもある」と多様性を学んだ。

 いま抱えているこの気持ちを歌おう。作った音源を会員制交流サイト(SNS)に投稿した2016年。過去に、東京・下北沢のライブハウスで同じステージに立っていたロックバンド「アジアン・カンフー・ジェネレーション」の後藤正文(41)から「一緒にアルバムを作ろう」とメッセージが届いた。

 「個人ではなく、社会に目を向けている。そのまなざし。姿勢に共感した」と後藤。自身が立ち上げたレーベル「only in dreams」からCDを発売することを決め、プロデュースも務めた。

 4人とも仕事は続けながらの活動再開。ドラムの星野誠(41)の休日が週1日だったため、星野が休みの水曜日にスタジオに集まる日々が約1年続いた。

 「リビルドには再構築と、希望を取り戻すという意味がある」と佐野。「理想と現実の間にふさわしさがある。次の世代を生きる子どもたちのために、希望をつなぎたい」と未来を見つめた。


アルバム「リビルド」のジャケット
アルバム「リビルド」のジャケット

15年ぶりに本格再始動した「ソフトタッチ」
15年ぶりに本格再始動した「ソフトタッチ」

 
 

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