子どもたちに芸術に親しんでもらおうと、オペラ歌手を招いたコンサートが1日、横須賀市立走水小学校(同市走水)で開かれ、全校児童約50人が迫力ある生の歌声に聞き入った。
バリトン歌手の加耒(かく)徹さんが、シューベルト作曲の「魔王」や山田耕筰作曲の「赤とんぼ」など7曲を披露。オペラ「カルメン」の1曲「闘牛士の歌」では、加耒さんが闘牛士のような演技をしながら表情豊かに歩き回り、子どもたちの視線はくぎ付けに。教職員が牛の物まねで応じる一幕もあり、笑いに包まれた。
同校の校歌を一緒に歌ったり、上手に歌うポイントを加耒さんから教わったりする時間もあり、子どもたちはプロの歌手との交流を楽しんだ。
コンサートは、横須賀芸術文化財団の派遣事業で、今年は市内の小学校7校を訪問した。