クラシックバレエの父といわれるマリウス・プティパの生誕200年を記念し、東京バレエ団が9月1日、横浜市中区の県民ホールで「プティパ・ガラ」を開く。
「眠れる森の美女」「ドン・キホーテ」「ラ・バヤデール」など、古典バレエの傑作を数多く生み出したプティパ。同バレエ団の芸術監督・斎藤友佳理は「前に進むためには、過去の歴史も知らないといけない。プティパの作品でも知られていないものもあるけれど、だからこそこの機会に知ってほしい」と語る。
計7つの演目を披露。「ラ・バヤデールより “影の王国”」以外は、同バレエ団で取り組むのは初となる。神奈川フィルハーモニー管弦楽団の演奏。衣装を新たに制作する演目もあるなど、“バレエの父”の節目に力を注ぐ。
斎藤は「プティパだけを上演する貴重な一日。オーケストラの生演奏もある豪華な舞台なので、ぜひ多くの人に見てほしいです」と来場を呼び掛けている。
演目は次の通り。「ジョコンダ」「アルレキナーダ」「エスメラルダ」「騎兵隊の休息」「タリスマン」「ライモンダより」。上野水香らが出演。午後2時開演。S席1万円~C席3千円など。問い合わせは、チケットかながわ☎(0570)015415。