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31日、川崎・昭和音楽大生が企画
紹介、変人のメロディ サティ題材に演奏会

カルチャー | 神奈川新聞 | 2016年10月25日(火) 09:53

演奏会のチラシ
演奏会のチラシ

 昭和音楽大学(川崎市麻生区)の学生らが公演全体をプロデュースした演奏会「変創曲~エリック・サティ 真の肖像」が31日、同大南校舎5階ユリホールで開催される。ピアノ演奏と歌の合間に語りを挟みながら、生誕150周年を迎えたフランス人作曲家サティの人間像を描く。

 同大音楽芸術運営学科アートマネジメントコースの「企画制作演習2」の取り組み。芸術活動を支える人材を育てる同コースの3年生17人が、企画立案から出演者への交渉、広報戦略、チケット販売まで全てを行った。

 エリック・サティは19世紀末から20世紀初頭に活躍した作曲家で「ジムノペディ第1番」「ジュ・トゥ・ヴ」など今でもなじみの深いメロディを数多く手掛けた。一方で奇妙な曲名を付けたり、繰り返しが延々続く奇抜な楽曲も作ったりし、変人扱いされたとされる。

 その生涯を語りの部分で使う台本にまとめた同大3年、東海林純子さん(21)は「演奏会は映画を見るように楽しめると思う。変人扱いをされることが多い作曲家だが、その生涯を知りさらにサティ自身や作品に親しみを感じてもらえれば」と話している。

 出演者は、日本でサティ再発見のきっかけをつくったピアニスト高橋アキさん、現代音楽演奏コンクール優勝の経歴を持つピアニスト佐藤雄介さん、同大学講師でオペラ歌手の川越塔子さん。語りは多方面で活躍するアーチスト信太(しだ)美奈さんが担当する。

 午後6時半開場、7時開演。一般2500円、学生1500円。昭和音楽大学チケットセンターでネット購入でき、セブン-イレブン店頭での受け取りが可能。問い合わせは、同コース企画制作室電話044(959)5121=平日午前10時~午後5時。


営業戦略やチケット販売戦略について話し合う学生ら=川崎市麻生区の昭和音楽大学
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