
横浜で生まれ育ち、落語一筋の噺(はなし)家人生が2日“終演”した落語家桂歌丸さん(享年81)。名誉顧問を務めていた地元の横浜橋通商店街(横浜市南区)では希代の師匠との別れを惜しむ人が絶えず、1度は撤去した献花台が5日、再び設けられた。
献花台は当初、3、4の両日限定で設置。高橋一成理事長(67)によると、5日になっても献花が絶えず、「週末に行きたいが献花できるか」などの問い合わせも相次いだことから、当面の間、献花台と遺影を設置することにした。
3、4の両日だけでも計約4800人が全国各地から訪れ、花を手向けた。商店街では歌丸さんゆかりの店主とファンらが語り合う姿が多く見られ、交流の場にもなっている。歌丸さんを永久名誉顧問に推す声も上がっている。